こんにちは。一気に寒くなって雨も多くなり、冬が近くまで来ている感じがする今日この頃です。
本日は、今まで数回面談しておりますK様がご来社されました。K様とお目にかかって3週間ほどが経過しましたが、その間3回ほど面談を行っています。ノルマのきつい販売職に新卒で就業してから、コロナ禍での研修中止など不運も重なり、短期離職となった模様です。次は、社員を大切にして育成していける素地のある企業に送り出したいと思い、求人をご紹介しております。K様が悩んでいるのは、どんな仕事が自分に向いているかということ。
皆さんは、自分がどんな仕事に向いているか? 将来の自分はどうあるべきか? 明確な答えをもっているでしょうか?
私は学生当時(30年前)大学で工業化学を専攻していたにもかかわらず、根拠もなく営業がやりたいと思い、ガラスメーカーに営業志望で入社しました。今思えば、セールス&マーケティングを中心とした経営全般に携わった30年ですが、まあ向かうべき方向に行ったのではないかと感じます。比較対象相手があり、数字で結果が出て、人と会って商談をしたいとなれば「営業」が誰でも思い浮かびますよね。
何となく自分で感じている適性、例えば、人と話すのが好きとか目標を持って取り組むのが好きとか、コツコツ黙々と集中的に手を動かすのが好きとか、とにかく考えることが好きなど「動詞」で個人の志向を棚卸しするとよいと思います。それによって職種の候補を決めて、そこから1つに絞れないなら数個残して、求人を探していくのがよいでしょう。コロナ禍で求人数が少ない中では、あまり絞り込み過ぎるのはチャンスを狭めてしまうのでよくありません。
人との出会いも仕事との出会いも運です。そのタイミングで出会った人、仕事を大事に継続することで自分が合わせていくようになります。社会とは自分が周囲に合わせていく場所です。学生当時まではなんだかんだと言っても周囲が自分に合わせてくれた場所だったのです。ここでシフトチェンジできないと社会に馴染めず・・・ということになります。完璧なマッチングを求めず、方向性さえ間違えなければ、20代中盤までの仕事探しは十分でしょう。